永遠の標本

あなたの断片を

丁寧に切り取ってゆく

 

御朱印のように

一キロの肉のように

女性もののコロンのように

 

丁寧に

丁寧に

 

貴方を切り取ってゆく

 

永遠は何処にあるか知ってる?

貴方のキャップの中に

その甘い歌声の中に

囁く吐息の中に

 

何処にも無いじゃない

 

切り取れば切り取るほど

細切れにすればするほど

 

粉微塵になってゆくのは私

 

貴方のベッドシーツは冷ややかで

体温など無い

誰かを抱きしめた余韻だけが

悪夢のように

毎夜毎夜化けて出る

 

貴方の石鹸だけは

私のもの

貴方の輪郭をなぞる遊び

誰にもゆずらない

決して葬ってやるものか

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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