最後の味

ひとくちずつ確かめる

貴方の体温

貴方の記憶

貴方の罪

 

なめらかでいて

複雑な味わい

のっぺりとした見た目

凹凸がある

そのクレーターを

一つずつ舌で確かめる

 

貴方の誕生まで遡り

父母未生以前の苦味

あどけない魂の甘味

 

その隅々まで味わう

でもね

味がしないの

私との記憶だけが

 

舌触りもなければ

無味無臭

最高に野暮ったい

 

最後のひとくち

私に捧げてよ

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

More PostsWebsite

Follow Me:Add me on XAdd me on InstagramAdd me on Threads


コメントを残す