燃ゆる霊堂

ああ

美しい

うねる炎

何もかも呑み込む

過去も

記憶も

魂さえもーーー

 

私を救わない御仏

恨んじゃいない

憎んじゃいない

でも

清々しく燃え広がる

その様は

ああ

心の底から美しい

 

本当はもう

信じてなどいない

それでも

蓮華の赤が

毒の沼からほころぶ

縁覚だけが私の道

 

パンタカに箒を持たせた

釈尊のまなざし

愚かな私も

言葉だけ握りしめて

水火の細い白道を

えっちらおっちら

歩むのみ

 

振り向いてはいけないよ

 

その声が

私と御仏を結ぶ

指きりげんまん

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

More PostsWebsite

Follow Me:Add me on XAdd me on InstagramAdd me on Threads


コメントを残す