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– ムー コレクション – “A gentle gaze” from TSUKITOSHIZIN
月の光で満ちる部屋に 眩さの中 微睡んだ 月の見える川沿い歩き 白い藤棚は揺れていた 月の見えるアパートで 夏の湿気と涼んでいる …
空が深海に沈む頃 包み込む泡音 掌に灯った種火 吹き込む息を 選べ
18時の紺青に泣きたくなるのは 淋しさよりも 見知らぬ町 人々の営み それらの外で 生きる自分に 勇ましさ それが見えたから
和らいだ香りの空気 住宅街に 懐かしい緑、混ざり カールの素敵なレジの姉さんは 半袖のフリースで レジを打つ
煙る雲にミカンが滲み スーパーに並ぶ春菜達 白み始めた17時半 日はまた延びる
それはステンドグラスになった そこから差す光の中で 微睡の中で 日々を編む 石で割れそうもないほど 高いとこに それはステンドグラスになった …
浮かぶ 寒い朝に ストーブ匂う 実家のリビング 霜柱立つ 祖父母の庭 目の前には 天国の門前のような雲に 目細し
兜の緒を緩め あぶく達は浮かんで 夜気へ溶ける 半月船の出港だ 民家の屋根から出港だ 「舵取り一杯」 錨に帆 そんなものは ここには無い 溶け…
肌を縮こませる風に 当たる日差しは平行線 めくる頁に映り込む 陽炎の影は伽藍堂