夜空の狩人

人々の孤独の距離は

まるで宇宙の距離であると語る人

目の前の苦悩は

宇宙にしてみれば

取るに足らないと語る人

 

どんなに昏い日でも

宇宙は止まることなく進み続けている

私の存在は

さらに小さくなっていく

 

宇宙の先端は

孤独の旅をしているに違いない

終わりを持たないまま

進み続けている

 

新しい星を生み出しては

静かな別れをしている

出会いと別れを

幾度も繰り返している

 

狩人の一角を担うベテルギウスは

遠い未来で

超新生を起こして

跡形もなく消えるらしい

 

今頭上に広がる星座は

繋いだ手を切って

その美しさを失うらしい

 

そんなことを

取り留めもなく考えながら

湯気の立つ黒湯の露天に浸かり

冬の夜空を

ただ眺めていた

 

 

 

 

 

 

galilei

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Lovely Night Sky / 美しい夜空 ( 月と詩人 )

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“夜空の狩人” への4件のフィードバック

  1. YUMENOKENZI
  2. galilei
  3. nao
  4. ムー

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