カテゴリー:

  • 想う

    私の命は誰のもの 私の日常は誰のもの あなたの命は誰のもの あなたの日常は誰のもの それは私のもの それはあなたのもの 本当に 誰のもとに生まれたか …

  • 短い手紙

    さくらの花びらが部屋の窓をノックした もうそんな季節か ちょっと眠くなるよな 「元気でいますか」そんな単純な手紙 ただそれだけの事で何行も綴る み…

  • still alive (anyone)

    18時の紺青に泣きたくなるのは 淋しさよりも 見知らぬ町 人々の営み それらの外で 生きる自分に 勇ましさ それが見えたから            

  • 灰青色

    ごまかしても 三叉路 やっぱり人混みは嫌いだ 老いてく途中で ありふれた言葉以上のコトバを 作り出して繋ぎたいのに ありふれたものが唯一になるよな 吐…

  • 祈り

    何もない青空の下僕らただ生きている 公園では小学生の笑い声 この平穏がいつまでも続くといいな 窓が風に揺らされるだけで不安になったりして でも君が無事…

  • Cherish

    絆を 繋ぎ留めるものは なんだろう 先に天国へ 行ってしまった家族を 懐かしく 愛おしく 思う時は 喜びも、哀しみも、 そう、いつも いっしょに その…

  • 思い出

    蝋梅が咲いている 蜂蜜色のランプのような花 デイサービスの送り迎えに 母と見た蝋梅を思い出す 車の窓から見る花木たち 梅、桜、木蓮、花水木、エニシダと…

  • 冬和らいで

    和らいだ香りの空気 住宅街に 懐かしい緑、混ざり カールの素敵なレジの姉さんは 半袖のフリースで レジを打つ            

  • 無題

    誕生日 名前の崩れたプレートをひとくちで頬張る            

  • ゆらぎ

    地球が傷つけられている 育まれている人間の手によって 気づいているのだろう 魂は 自身の手によって生きる土台を 削っていることを もう、今ある命を育む…

  • 日はまた延びる

    煙る雲にミカンが滲み スーパーに並ぶ春菜達 白み始めた17時半 日はまた延びる            

  • 既道

    自然の多い町で生まれた。 私の道はただ落ち葉に埋もれているだけ と思っていた。 大きくなれば自由になれる と信じていた。 間違いだった。 大人になった…

  • 夜空の狩人

    人々の孤独の距離は まるで宇宙の距離であると語る人 目の前の苦悩は 宇宙にしてみれば 取るに足らないと語る人   どんなに昏い日でも 宇宙は止まること…

  • ステンドグラス

    それはステンドグラスになった そこから差す光の中で 微睡の中で 日々を編む   石で割れそうもないほど 高いとこに それはステンドグラスになった   …

  • 冬の朝

    冬の朝は分かれ道 手の中雪を握りしめ 私の体温混じってく ぽたり降ったか一雫 じゃあねいつしかまた空の 便りとなってまた会いましょう   冬の朝は冒険…

  • あなたへ

    あなたをみています。 懸命に生きているあなたを 懸命に生きてきているあなたを これからも懸命に生きようとするあなたを でも、自分では気づかないけど 懸…

  • あり得べき降誕祭

    子らが待ち望む 老爺の殆どは 擬態種であるが有害で 心を許した子を攫うという   星と雪に紛れた老爺が 鹿科の生物を原動力に 空を滑る光景は 息子を指…

  • 蜃気楼

    浮かぶ 寒い朝に   ストーブ匂う 実家のリビング 霜柱立つ 祖父母の庭   目の前には 天国の門前のような雲に 目細し            

  • かくれんぼ

    人生にはたくさんの分岐点があると言うが 私は今日どん底から救われた もう自分の居場所がないと思っていた場所に 希望をくれたのは名前を呼んでくれた友達だ…

  • 半月船

    兜の緒を緩め あぶく達は浮かんで 夜気へ溶ける   半月船の出港だ 民家の屋根から出港だ 「舵取り一杯」 錨に帆 そんなものは ここには無い   溶け…