気怠げなまなざしで
患者を診る貴方
青緑色の目をチラリと寄越す
カタカタと無機質なタイピング
薬なんてたかが知れている
生活習慣がすべてだ
風呂は治療効果が期待できる
夜は考えごとをしないで寝ろ
淡々と述べる医者
ダウナーな雰囲気なのに
治療への情熱をうっすら感じる
医者って
こんな感じ?
拍子抜けなのに頼もしい
また二週間後に来い
手渡された予約票
未来の約束
嬉しかった
彼の背後に
トグロを巻くへびが見える
何が何でも健康にする
そんな執着を見た
今日は湯船に浸かろう
貴方の言葉を信じる
私は彼にとって
お利口な患者になれるかな?
生きなきゃ…
ぼやけた月を眺める
冷たいのに冷たくない
その輪郭のない光が
たゆたうように
心地良かった
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