空が 友達だった
それは、いつか見た 雪の結晶のように
綺麗で、静かな魂そのものだった …
そんな僕の友達の 空が、
突然、破れた …!
狂瀾怒涛の雷鳴が、
大地を切り裂いてゆく
その後を追うように 君は、
波雲の闇に呑まれていった
僕らの世界もまた、
瞬く間に闇に覆われた
空の悲鳴が、雷鳴と混ざり合い
イナズマの刃と化す
大地を砕かんばかりの
重い雨粒を落として
大声で泣く君を、
僕は …
もう心臓が、つぶれそうだよ
どうすればいい?
We’re at the edge of life and death?
*
ああ、神様、
僕が、海辺だったことに、
君のすぐそばに居られることに、
心から 感謝します!
波間を漂う 真珠の涙を
( 詩の深みで見つけたの )
そうして、君の涙を ぜんぶ
抱き止められたから!
哀しみの始まりが、
なんだったのかも
忘れてしまうほどに
僕らは抱き合って泣いた
泣き疲れては眠り、
目覚めれば 互いに
少しずつ言葉を交わして
そう、なんとかね、命を繋いだ
僕らには、
泣いたり 笑ったりの、
ほかは何もない
一瞬の永遠を生きるだけさ
過去の、過去、
その前の 過去から、
僕らが、ずっと友達だったことを
信じ合えた セ・ツ・ナ …
ふいに 白い砂が
僕のカラダから
舞い上がった!
澄み渡った空が、
君の世界が、
眼前に 広がっていた
詩をうたう声が 聞こえたの
それは、いつか見た 雪の結晶のように
綺麗で、静かな魂そのものだった …
空が、友達だった
僕の空、僕の友達
※ 本作品は、詩のサイトB-REVIEWの友人であり、敬愛する類さんの詩 *『友達』(下記に情報源 )を、オマージュして書いたものです。
また、詩 *『本当の自分』(下記に情報源 )にも深い感動を得ており、自分がまた詩を書こうと思わせてくれた、大切な作品です。
作者の詩が、私にくれた “光” に感謝するとともに、文学や絵の世界を愛し、懸命に生きようとされる類さんの幸せを、心から祈っています。
YUMENOKENZI
*著者作品情報源: 『友達』 – B-REVIEW / 『本当の自分』- B-REVIEW
著作者: 類 様
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。