しおり

ボロボロのタロットの本

 

6年前に挟んだ、しおり

 

昔、漢和辞典を片手に

予言詩を書いていた

 

未来へ宛てた手紙

 

「執着にしがみつき小我に没するな

名将・韓信のように耐え忍べ」

 

股くぐりした彼の忍辱

 

今の自分の貧しさも

国士無双への布石なのか?

なんちゃって…

ごめん、なんでもない

 

サイゼで割り勘した時

私がカードで一括払い

みんな

150円ずつ多めに渡してくれた

 

私も韓信のように

一飯千金の恩返し

してみたい

 

小我も私

大我も私

どっちも抱きしめる

 

「涙をぬぐい、春に備えて」

 

しおりの最後の言葉

 

いつか連翹が咲く頃

 

一飯を差し出す老女になろう

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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