エロス

 

我が魂を氷のナイフで切り開く

おぞましく動くピンク色の塊は

生臭く脈打っている

この内側を暴かれることは

屈辱そのもの

声なき声が苦しくうめきだす

それは密やかな悦びへと

羽化してゆく

あなたはガラス越しの向こう

冷たい壁が私とあなたを分かつ

荒廃した神殿に置き去りにされた私

飛び出た臓物の温もりだけを感じる

求めていたもの

それは

あなたの夜の吐息

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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