神さまへの言い訳

貴方が神ならば

私は神を超えたかった

 

神という呪いを

解き放つ術を知りたかった

 

貴方のくれた愛が甘くて

風が苦く感じる

 

その苦味すら

嬉しかった

 

人生の苦難を泳ぎきる

そう決めたけれど

 

本当は許されたかった

鎖は錆びついていて

罪人のように引きずる

この星は過酷だった

 

貴方を

神という役目から解きたいのに

私は

自重に耐えきれず

貴方によっかかってしまう

 

まるで貴方と

恋人のように寄り添いたいと

欲深な執着を抱く

 

小さな私はずっと

虚空に柏手を打って

神さまに願っていた

 

生命のプールを

悠々と泳ぐ貴方

 

私はその此岸から

酸っぱいイチジクをかじる

 

どこまでも酸っぱくて

私の甘さばかり際立つ

 

私はもう神さまに願わない

 

神さま

どうか

貴方の願いをきかせてください

 

私はいつか

その夢を叶えてみせるから

 

今はまだ

微睡むように

そのプールで泳いでいて

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

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月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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