人間は醜く美しい。
人間は知性があって、愚かだ。
私は人間について考えていた。
小説には人間がさも特別と言わんばかりに、転生するのは人間が当たり前。
まあ、当然だろうね。小説は読者が共感できなければいけないのだから。
人間は医学を凄いものと言う。実際に凄いのだろう。
しかしどうせ人はいつか死ぬ。
遅いか早いかだけの違いだ。
ならば医学は無駄ではないか。
そう思ってしまう。
まあ、私にも死にたくないという気持ちぐらいはあるが。
ある小説では、人間を侮蔑して嫌った。
それが人間を特別視していると気づかずに。私もかもしれない。
人間とは、どうせ生物の一つだ。
生物が自分のために自分の力を使うのは当然だ。人間でいう、生物の美しい営みだ。
ではなぜ、人間にそれが当てはまらないのだろう。
人間が素晴らしい生物だというのだろう。
人間を他の生物より悪いと決めつけるのだろう。
この世は平等だ。悲しいことに。嬉しいことに。
平等ではないという者がいれば欲しいものと持っているものが違うだけのことだ。
戦争は憎いものだという人がいる。地球を治さねばと叫ぶ人がいる。
人の死が憎いのは生きている人が悲しむからだ。
人の死が怖いからだ。悲しみがなければ、戦争を憎まないだろう。
人の死など知る生者などは人の死を簡単に受け入れるだろう。
人はエゴでできているのだ。
地球だって寿命がある。いつかブラックホールに呑み込まれるかもしれない。
地球の資源は、今もなお減り続け、いつかは戦争が勃発するだろう。
ずっと続けば、もしかしたら世界が荒廃するかもしれない。
面白いではないか。滑稽ではないか。
人間が人間を殺す。食べるためでもなく、上の人の命令だからって。
そう思う人間が、さも人間が特別だという、見え隠れした傲慢だって。
地球は壊れかけだ。治さねば。
そう思った人間がどれほどいただろう。
実際に動いた人間がどれほどいただろう。
日本人の大方は小学校で地球が壊れかけだと習う。
でも実際、動いた人はどれくらいだろう。
人間は地球という先のことがわからない。
理解しても、自覚ができない。
人間としてではない、生物として、とても当たり前だ。
私は別に異端者じゃない。
私も人間を特別視しているだろう。
傷つき、傷つけ、今日も傲慢に生きるのだ。
もう一度言う
人間はとても醜く美しい。
人間は知性があってとても、愚かだ。

コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。