エスキース①

チーズを食べる犬のまつげも

真っ白な答案用紙も

金色のペンシルケースも

すべては僕の天命に帰化する

かつてないほどに

許しを得たいと願ったが

永遠という眉唾ものに

差し出す天ぷらの具は

何が良いんだろう

それは

母の右眼だろうか

あるいは

父の左足だろうか

それとも

私の心臓だろうか

大切な人の手を振り払い

神さまを利用したのは

まぎれもなく私だ

卒塔婆に何と書いたらいい

無言のホタルグサは

首を垂れるばかりだ

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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