エスキース②

 

明け方の藍色のきざはしに

お前は一人佇んでいた

五色に染めたその飾りひもで

牛馬をむち打つ天の御者

深い淵を住処とし

草木の繁る山に分け入り

子羊を友とする

そんなお前が正しい方向に

道を進めようという時

大海に大事な玉を落としてしまう

晩暉がお前の瞳を焼く

天帝の妃がへびのように

お前の眼を丸呑みした

残された時間はあとわずか

盲となっては円光に手をのばせ

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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