ある朝

蒸し暑さと身体の痛さで
目を覚ました朝

ここは

そうだ 夕べ実家に泊まったんだ
夜明け前 外を見ると
そこは影絵の世界だった
庭にある背の高い柿の木の
シルエット
その奥に
抜けて見える空は
鮮やかな朝焼け色
まるで絵本の中にいる様

夕べの寝苦しさも忘れて
外に出た
少し湿り気のある空気
深呼吸した
心地よく身体に染みていく

小鳥たちの声が聞こえる
白黒ぶち猫が
なんだい とこっちを振り向いて
稲田の中へ入っていった

少しずつ 明るさが増して
真夏の一日が始まろうとしている

 

 

 

 

 

 

ヒメシャラ

ヒメシャラ

月と詩人 Author 私は「詩とメルヘン」が大好きでした。やなせたかし先生を尊敬しています。  月と詩人に出会って、 これからいろんな方の詩に触れて 自分の世界も広げていきたいと思います。

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