蒸し暑さと身体の痛さで
目を覚ました朝
ここは
そうだ 夕べ実家に泊まったんだ
夜明け前 外を見ると
そこは影絵の世界だった
庭にある背の高い柿の木の
シルエット
その奥に
抜けて見える空は
鮮やかな朝焼け色
まるで絵本の中にいる様
夕べの寝苦しさも忘れて
外に出た
少し湿り気のある空気
深呼吸した
心地よく身体に染みていく
小鳥たちの声が聞こえる
白黒ぶち猫が
なんだい とこっちを振り向いて
稲田の中へ入っていった
少しずつ 明るさが増して
真夏の一日が始まろうとしている
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