目の前の
背の高い
ハリエンジュの木
秋風が
サワサワと
木を揺らして
木の葉が落ちる
そのうちの
ひと葉が
私の前に
落ちて来た
そっと手を出すと
そのひと葉が
手のひらに
舞い降りた
君は
何処にいたの?
あの木の一番高いところだよ…
そうかぁ いい所にいたね
そうかい…
でも さびしいなあ
みんなと
お別れだから…
私は
高い木のてっぺんと
その奥の空を見た
その時
また風が
ぴゅーっと
吹いて
じゃあね
さよなら…
そのひと葉は
舞い上がって
あっという間に見失った
さよなら
元気でね
ちょっと変かな?
落ち葉だもんね
あの子は
何処へいくのかな
世界は巡り続ける
今も
この世界のいちぶの…ひと葉
いつか
姿を変えて
私のところに
戻って来るかも知れない
なんて
考える……
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