電子レンジの中で溶けていく、真夜中の月光

溶けていったのはチーズでなく

私の頬っぺた

螺旋のようにとろけてゆく

足のつま先

 

どうしてラップしなかったの

どうしてフタを外さなかったの

 

今更問うても遅い

 

溶けていくのは

新月に向けた

欠けてゆく望み

 

探しても

探しても

銀紙の星ばかり

 

望まぬ輝きが網膜を焼く

 

チン

出来上がり

 

皿の上には

 

常夜を見つめすぎた

目玉の成れの果て

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

More PostsWebsite

Follow Me:Add me on XAdd me on InstagramAdd me on Threads


コメントを残す