深海魚が買いにくる、街外れの自動販売機

その自販機は183センチも無かった

157センチ

ピッタリ私の高さ

 

その常夜灯に集まるのは

亡霊たちか

いや

深海魚の群れ

 

彼らは所望する

私の舌

私の眼

私の耳

 

彼らだけの通貨

ヒトの肉体の部位

 

太古の昔より

彼らは渇いていた

 

明日という光

深海には届かない明日

 

化石にもなれず

回游し続ける

 

永い永い終身刑

 

チャリンチャリン

ガタン

 

潮よりも苦い

毒入りのジュース

おひとついかが?

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

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