錆びた秒針が、私の喉をかすめていく

おじいちゃんの子守り歌

私には届かなかった

 

一緒に探した補聴器

沼の底を探しても

見つからない

 

いつまで経っても

私は迷子

 

おじいちゃんの

時計の針は

小学二年生の頃に

止まってる

 

お見舞いの帰り道

兄が私をおぶった記憶

その熱は確かなのに

 

おじいちゃんを蔑む

兄と父の声が鳴り止まない

その音色に同調した私

どこまでも許せない

 

ごめんなさい

 

おじいちゃん

 

それでも貴方は

私を賢い自慢の孫だと

言ってくれるのですか?

 

時計は動き出さない

きっかり0時に

私の鐘を鳴らす

 

 

 

 

 

 

夕日メンテナンス

夕日メンテナンス

月と詩人 Author はじめまして。 夕日メンテナンスと申します。 これまではXなどで詩を投稿していました。 どうぞよろしくお願いします。

More PostsWebsite

Follow Me:Add me on XAdd me on InstagramAdd me on Threads


コメントを残す