灯笠
夜の帳が下りる
そのドロリとした異形の中に
散りばめられた宝物
私が求めたのは、香り高き草花
少し火照りを携えたそれは
枯れた鼻を、喉を緩めた
あなたと私が愛するもの
それは私の耳から腑へ するりと流れた
冴えた意識は丸みを帯びた
あなたが抱えていた 柔らかな光
強い赤ではない、優しい橙
燈を目で追い そっと抱きしめる
大好き 愛してる
火を灯したのは愛だった
大好きだよ 愛してるよ
暖かい涙が光を透かす
温もりはどこまでも繋がっている
烟る草木も愛していた
私の頭を悦ばせた 今は咽ぶそれ
今は安らかに、愛の下に眠る
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