異形の夜にこそ、手を

灯笠

夜の帳が下りる

そのドロリとした異形の中に

散りばめられた宝物

 

私が求めたのは、香り高き草花

少し火照りを携えたそれは

枯れた鼻を、喉を緩めた

 

あなたと私が愛するもの

それは私の耳から腑へ するりと流れた

冴えた意識は丸みを帯びた

 

あなたが抱えていた 柔らかな光

強い赤ではない、優しい橙

燈を目で追い そっと抱きしめる

 

大好き 愛してる

火を灯したのは愛だった

大好きだよ 愛してるよ

暖かい涙が光を透かす

温もりはどこまでも繋がっている

 

烟る草木も愛していた

私の頭を悦ばせた 今は咽ぶそれ

今は安らかに、愛の下に眠る

 

 

 

 

 

 

Y.M Wood

Y.M Wood

White lily / 無垢 白く柔らかく揺れる花 ( 月と詩人 )

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“異形の夜にこそ、手を” への1件のフィードバック


  1. 月のサカナ


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