一角獣

 

繁る木の折り重なる枝葉が

陽を遮り

影が続く森を歩み

 

拓けた草地の泉のほとりで

白く揺らめく、陽炎のような

 

伝説の獣と出会う

 

 

 

 

優しい言い伝えとは裏腹な

冷たい、蛇にも似た眼差しに射すくめられ

 

身動きとれない処女(おとめ)の身体の中心を

眉間の角で貫かれ

 

悲悦に震えながら息たえる

 

 

 

 

 

 

月のサカナ

月のサカナ

月と詩人 Author 詩なのか散文なのか作文なのか、良くわからない作風ですが、 読んでくださった方に、わたしの文字が映像を結び、その背景に忍ばせた心情が伝われば嬉しいです。 辛口コメント歓迎です。よろしくお願いします。

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