詩投稿サイト・詩のプラットフォーム
繁る木の折り重なる枝葉が
陽を遮り
影が続く森を歩み
拓けた草地の泉のほとりで
白く揺らめく、陽炎のような
伝説の獣と出会う
優しい言い伝えとは裏腹な
冷たい、蛇にも似た眼差しに射すくめられ
身動きとれない処女(おとめ)の身体の中心を
眉間の角で貫かれ
悲悦に震えながら息たえる
月と詩人 Author 良くわからない作風ですが、 読んでくださった方に、わたしの文字が映像を結び、その背景に忍ばせた心情が伝われば嬉しいです。
More Posts – Website
月のサカナ様
なにやら不穏な一角獣ですね。
物語なのか、シンボルか、、、
植平
植平さま。
不穏ですよね(笑)
植平さんが「シンボルなのか、、、」の その「、、、」の部分でたぶんあっていると思います。
シンボルです。 一角獣は夢と純潔のシンボルなのに、 反面、ファリックシンボルでもあって。
そして、乙女が一角獣を迎える時の姿―― 胸をあらわにし、膝を開く―― という伝承と 昔から性的な揶揄として扱われてきた一面を踏まえて、
ダークファンタジー的な絵を、文字で表せたらと思いました。
息たえたのは、乙女の処女性です。 たぶん。
コメント、ありがとうございました。
月のサカナさん、
面白いです!と同時に、読んでいて緊張感があります。 今回は過去3作品と毛色が違いますね。
それと、ずっと引っかかってるんですよねー。 1作目の「背中に風船の迷子」、2作目の「会話の相手」、3作目の「時計草」、そして今回4作目の「冒頭の前置きの長さ」と「処女(おとめ)」。
「一角獣」と「処女(おとめ)」の組み合わせも、どうしても何かを「解毒」してるんじゃないか、気になってしまって。
連作として読んでしまっているんだよなぁ、私。
今回も楽しませていただきました。ありがとうございます!
3.5代目
3.5代目さん。
コメントありがとうございます。 そう受け止めてくださったんですね。
最初の3作品については、時系列はバラバラですが、ある意味、連作と言えるのかもしれません。
ただ、今回の「一角獣」については、性的な揶揄を含んだ一角獣の伝承のダークな面を、文字で映像化できないかな、と試みてみました。
(「息たえた」のは乙女の処女性ですよー。生命ではなく、のつもりです)
冒頭の長さは、主役が登場するまでの舞台装置や背景を整えていた、という感じでしょうか。
解毒はしてるのかな? してるのかも(笑)
過去の作品まで繋げて読んでいただけたこと、とても嬉しいです。重ねてありがとうございます。
月のサカナさん こんにちは。 私には、難しかったのですが、また私なりに。 暗い森をくぐり抜けて来るのは乙女にとって大変な勇気です。だから彼女は助けを求めて、この泉に来たのだと思いました。それなら、一角獣の 「冷たい、蛇にも似た眼差し」は乙女の心に巣食う魔物に向けられたものではないか、と思いました。悲悦に震えるとは彼女の心も体も救われる本当の歓びなのかなぁ。 もちろん彼女が死んだとは思っていません。 私のアイコンはユニコーンです。馬のやさしい目からイメージして折り紙を使って貼り絵にしました。すみません。私のユニコーンに対するイメージもありまして…少し驚いています。
ヒメシャラさま。
きゃー、ごめんなさい。驚かせて。
言われてみれば、ヒメシャラさんのアイコンはユニコーンでしたね。清廉と夢の象徴の。
わたしもユニコーンは好きで、ぬいぐるみ(大と小のふたつ)を飾っています。 ついでに言うと、ユニコーン目当てでリングリングサーカスに見にいったくらいです、随分前ですけれど。
不安な思いをしながら暗い森を抜けた先の光あふれる泉で、ユニコーンは乙女の中の暗い部分を貫くことで救済したのかもしれません。 もしかしたら今頃は森で一緒に暮らしているかもしれません。
アイコンは手作りなんですね。とても綺麗。素敵です。 コメントありがとうございました。
コメントを投稿するにはログインしてください。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。