ひとりの浸食

時間を、無為にするまいと
寝ながらに眺める液晶と
ただ流れ過ぎる音の
なんと、無為な事だろう。

特段、迷ってるわけではないという。

だのにその手はなにも握らず
視界は、瞼の内の黒点を追う。

おれは何になりたくて
わたしはこうあるべきなのだ。と
かぶる仮面の意匠のみが確かなままで
ぼくは、ただひとりで
ぼくをみうしなう。

だから液晶を眺めるのだ。

無為に失う時間が
おれとわたしを損なってくれるよう
祈るまでもなく
証明してくれるだろうから。

 

 

 

 

 

 

Dasim-Aki

Dasim-Aki

長野出身の酒好き/詩は全くの初心者 私の心の発露を詩として美しく着飾ってあげたいのです。

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“ひとりの浸食” への2件のフィードバック


  1. YUMENOKENZI


  2. wolf0336


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