少しずつ修繕してゆく過程を
粗末な草葺きの家から眺める
目玉のかたちをしているもの
それが意味していることを
皓月のもとにさらしてみる
高潔な風采をもつ人の玄覧は
のどかな道を
小さな祭りに向かうように懐かしい
すぐれた深遠の小箱を開けると
愛しい我が君がいたのを思い出す
それは虚無ではなく
輝き潤う雨だった
貴方はいつものように寵愛する
そのかすかな玉響に
静かに耳を澄ます
貴方の微笑みは波紋となって広がり
どこまでも私の胸を充たす
たとえ水火の苦しみを味わおうと
貴方の微笑みの記憶だけで
この悠久の繰り返しを生きてゆけるのです
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