詩 の 一 覧

  • 夏来たり夏終るる

    夏が始まれば 夏がおわる   恋しき夏も 時が経つのは 早く感じるもの   コオロギの声も 夜に奏で   あなたとの夏のおもいいづる 窓際に 思い出し…

  • 轍はひとつ 白煙を目印に

    おうい。とわたしが背を追えば おうい。とおまえが手を振り返す   やまびこのように繰り返すまま わたしはその背を追い続けたろう   やがてはおまえを追…

  • ひまわり

      何かを失う哀しみを初めて味わったのは ごくごく幼い頃 小学校にあがる前だった     あのね、ひまわりの種を飼ってたの   ふふ、笑わないで ほん…

  • グリーンシャワー

    木漏れ日の森に蝉時雨降るよ 時が巻き戻されていく 懐かしい匂い うれしくて 手のひらに緑色の風すくい上げる 生きている 森の鼓動が身体に伝わってくる …

  • 海

    みえぬ海 きこえぬ海 ふれられぬ海 その全体が私 その一滴が言葉となり 永遠の別れ          

  • ランドセル

    平滑な灰白に 伸張する赤い文字 ゼロと記号化された名前 次へ。 乾き荒れ立つ淡褐色に 黒い鉛の粉の圧 躊躇いのない円 中心に立ち上がる高解像度のホログ…

  • 浮気な風見鶏

        真夏の日差しって 四隅を鋭く尖らせた 薄い小さなセロファンの 切端みたいね   太陽のくす玉から零れ落ちて 髪や肌をかすめて 柔らかく切り刻ん…

  • 悪の映写

    私は見た ヒトの卑怯を ヒトの下劣を ヒトの残酷を ヒトの狂態を しかし 心の内がわからない 規範と志向が肚でねじれ 私は自分の悪を知る 私は自分の悪…

  • 横斜

    景色を傾かせる 受け身の取り方である 眼球ではなく もっと奥のようだ 視神経の経路を 干渉しているらしい 今は眼球だけが機能している もう受け身の取り…

  • 病

    幾千夜テセウスの舟残る染み 分かちがたくわたし いまだ君を知れず ともよ                      

  • なにもしないより

    なにもしないより 少しでもいいから 距離を近づきたい なにもしないより 少しでもいいから 貴方の事知りたい なにもしないより 少しでもいいから 別れ時…

  • 〈ミトラ〉

    私は彼に夢の中であった経験がある。 彼は赤い軍服を着た、老齢の白髪の背の高い剣士だった。 彼の剣は鞘に収められており、鞘は腰に履いていた。 彼は言った…

  • 耳を澄ませば

    耳を澄ませば 草叢から 緑の木々の中から 虫たちの声 小鳥たちの声 その梢の先 空の中 白く輝く鳥の翼 遥か上空 ジェット機が行く そして 人の声 車…

  • 「ぶるーりばー」

    いらっしゃいませ。 血液のトンネル抜けて ジャズ流れるホール 煌びやかなシャンデリア 脳内崩壊 動物たちの演奏会から始まり さて、これから忘れる作業 …

  • 存在の慣性

    思考にはキミが帰る からだには静寂が帰る          

  • 孤独

    俺は自分の心の中には孤独が無いのかと思っていた。 昔から、イジメられ体質だったし、一人でいたほうが楽だったから。 ただ、高校時代から、人の方に目が行く…

  • With the Moon

    月の光で満ちる部屋に 眩さの中 微睡んだ   月の見える川沿い歩き 白い藤棚は揺れていた   月の見えるアパートで 夏の湿気と涼んでいる       …

  • ひとりの浸食

    時間を、無為にするまいと 寝ながらに眺める液晶と ただ流れ過ぎる音の なんと、無為な事だろう。 特段、迷ってるわけではないという。 だのにその手はなに…

  • 不可触

    虫の声 聞こえないほとに 私は世界であった 虫の声 聴こえたときに 私が私であった          

  • 時を忘れて

    今は 何も考えないことにしよう ただ静かに 風の囁きと 波の唄を聞いていよう 魂が あらゆるものから 解放されたがっているから このまま砂になろう 風…

3.5代目はリハッチャン Dasim-Aki galilei isseki K.T Kai kinomi nakatatana nao TAKA wolf0336 Y.M Wood YUMENOKENZI あおる ちゃいらて ヒメシャラ ムー 公式恋愛詩人 咲華 孤海 月のサカナ 月華蝶 植平塵芥 胡蝶の夢 虱 衣流(イル)